憧れを憧れで終わらせることはありません。
運動の経験もいりません。「踊ってみたい!!」その気持ちだけで充分です。
女性のしなやかさ、やさしさ、強さ、情熱を表現できる唯一の舞踊、
それこそがスペインのアンダルシアが生んだフラメンコです。
あなただけの、一度だけの人生。一歩を踏み出してください。
あなたのその気持ちを森川やすこフラメンコ教室が受け止めます。
素人の初舞台。
「ああ、心臓が爆発しそうだ・・・・・」
大阪梅田のオーバルホール。年に一度のフラメンコの舞台。
25歳の一人の女性が舞台に立っている。
この日のために用意したフラメンコドレス。
レンタルだが、ずっと憧れだったデザインを選んだ。
11ヶ月前、おそるおそる入会したフラメンコスタジオ。
未経験で運動経験もなく、全くの思いつきで入った。憧れだった世界に足を踏み入れたのは
今までの自分をちょっとだけ変えてみたかったことに他ならなかった。
舞台の緊張の度合いは「心地よい」などというものではない。
心臓は今にも爆発しそうだ。
この舞台にあわせてずっと練習していた曲は「タンゴ」。
不器用な自分には最初絶対無理だと思っていた初心者向けのこの曲も、
何とか形にするまでになった。
音楽が鳴り始めようとしている。
25年間生きてきた中で最高の晴れ舞台が幕を開ける―――――――。
普通すぎて嫌い。
遠藤真理子(仮名)。昭和50年7月、大阪の高槻生まれ。現在32歳。
子供の頃から几帳面で小心者。なんでもきちんとしていないと嫌だという性格と、
興味が湧いたものにもすぐ飛びつくことはしないという慎重さとが同居する。
家族は父母と姉との4人。現在は通訳と翻訳の仕事をしている。
身体を動かすことは特に好きでもなく、今までスポーツはどれをとっても人並みの
パフォーマンスであったと言っていい。
スノーボードやマリンスポーツ等、運動を始めるにはもってこいのスポーツ好きの友人が
なぜか多かったが、大抵の誘いに雪山は寒い、海は暑い、と理由をつけて断ってきた。
「自分から楽しもうとする意思が少なかった気がしますね。」 遠藤は言う。
普通すぎるほど普通の人生、どこかで物足りなさと不満を感じていたことは確かだった。
しかし、そんな遠藤にも転機が巡ってくる。
フラメンコ?
「フラメンコの舞台、観に来てくれないかなあ。」
ある日、大学の友人に頼まれたのがフラメンコの発表会を見にきて欲しいというもの。
フラメンコ??? その頃の遠藤のフラメンコに対するイメージといえば、
「バラをくわえてカスタネット・・・・オーレと叫ぶ、みたいなものしか浮かびませんでした。」
まあ、付き合いだからと会場へ行った彼女は、そこで大きな衝撃を受ける。
「すごい・・・・かっこいい・・・・・」
そこでは普段、同じ教室にいるその友人が華やかな衣装を
身に纏い、鮮やかなライトを浴び、かっこいい音楽に合わせて
ステージで踊っていた。
「私は本気で見とれていました。
そしてそんな友人の姿をとても羨ましく思いました。」
遠藤は言う。
その発表会ではプロの踊り手も踊っていた。実際にはバラもくわえないし
イメージしていたものは全く違っていた。しかし、フラメンコはとても迫力があり、
美しすぎるほど美しかったのを今でも鮮明に覚えている。
それでもやはり自分には遠い世界のこと。もちろんやる気になどなれずそのまま卒業。
就職してからは学生時代とは正反対の慌しい日々が過ぎていく。
仕事はとてもハードで他のことを考える余裕もなく、まさしく仕事一筋の毎日を送った。
20代後半になって仕事にも慣れ、生活に時間の余裕もでてきた遠藤はふと考え、気付いた。
自分にはこれだ、という趣味がなにもないことに・・・・・・・
他人とくっつかない。
「週に一度くらい、体でも動かそうかなぁ・・・・・」
そう考えたとき、ふと思い出した。学生時代に観たフラメンコを。
「あんなふうに踊れたら楽しいだろうなあ。」
この頃、遠藤は何にでも物怖じする自分に嫌気がさしていた時期でもあった。
「自分を変えたい」 常にそう考えていた遠藤は最初の一歩を踏み出すことを決意する。
他人と必要以上に距離を詰めることに抵抗を感じる性格だった遠藤にとって、
サルサや社交ダンスのように「他人とくっつく系」ではないフラメンコはまさに
願ったり叶ったりのものだったのだ。
1日体験入会。
たまたま見つけたのがカルチャースクールで行われていたフラメンコ。
費用面が安く、「基礎」と書いてあったのでうまい人たちの足を引っ張ることもなく
自分のペースでできるのではと考えた。
予約を入れ、1日体験に向かう。
会場は毎日文化センター。大阪市北区にあり、20名くらいの生徒が通っていた。
「それじゃあ今日はじっくり見学していってください。
終わってから何でも遠慮なく質問してくださいね。」
ニッコリ笑ってやわらかな口調で話しかけてくれた人、
それが講師・森川やすこだった。
森川への第一印象を遠藤はこう語る。
森川やすこフラメンコ教室主宰。大阪毎日文化センター講師も兼任する。
バレエ、日本舞踊等を経て、大学時代よりフラメンコを始め、松下幸恵に元師事。
その後渡西を繰り返し、フラメンコ界の重鎮であるパコ・フェルナンデス、
イサベル・ロペス、カルメン・レデスマ等に師事。優雅さと力強さを兼ね備えた個性
豊かな踊り手であり、日本では数少ないバタ・デ・コーラの踊り手の一人として高い
評価を受けている。
その後、コンチャ・バルガスに大きな影響を受け、ミゲル・アンヘル・エレディア、
ルイス・ペーニャ等にも師事、源流を大切にした、自身のフラメンコを追究し続ける。
生徒からは、「普段の優しい「静」のキャラクターから踊り手としての「熱」の
キャラクターへの変身のギャップが大きな魅力」との声も。
現在は主に関西でタブラオ、ライブ、イベントなどでも活躍中。
「森川先生の印象は、お世辞抜きでとても女性的で美しい方だなぁと思いました。
クラスでされていたことはゆるやかな基礎の動きでしたが、やっぱり洗練されているというか、
やはり違いを感じました。何かを習うのであれば「自分が憧れるような人」に習いたい
ですから、この先生なら憧れられる気がする、と思いましたね。初日からちょっと神秘的な、
やさしい印象の先生でした。」
レッスンが始まった。ここで月1回行われている体験レッスンは30分間。
簡単なパソ(ステップ)を2〜3種類組み合わせて曲の1部を踊る。
「あれれれれ・・・・・??」
生徒さんたちの動きを見て同じようにやろうとしても足がもつれる。
思った以上に身体が付いていかない気がした。
森川の指導を受けながら、少しずつだが足が動いてくれるようになった。
「実際に踊ってみてどうでした?」 終了後、森川が尋ねた。
「はい。簡単だとは思ってませんでしたけど、でも楽しかったです。
私運動経験もないですし、これからさらに先に進んでいったときに
ついていけるのかどうかの不安があります。」
「経験は必要ありませんよ。もちろん、だんだん上級者コースに
なれば少しずつ難しくなっていきますけど、身体も上達に合わせて
動くようになりますから心配いりません。
あとは踊りたいっていう気持ちだけあれば大丈夫ですよ。」
森川のこの言葉に遠藤も納得。憧れだったフラメンコを自分でも始めてみることに決めた。
「とりあえず、いつまで続けられるか分からないけど、お値段も手頃ですし、初心者の
方も多そうだし一度やってみよう、合わなかったらやめればいいんだしと思い、気が
変わる前にその場で入会しました。申し込みだけでドッキドキでした。」
遠藤は言う。
初日。
ついにレッスン初日がやってきた。前日はとてもドキドキしたのを覚えている。
さすがにレッスン場についてからも遠藤は緊張していた。
レッスン時には汗拭き用のタオルとレオタードやTシャツなどの動きやすい服、レッスン
スカート(なければ、しばらくはフレアーなど広がる長めのスカートでも可)を着用する。
希望があれば、安価で作ってくれる所を紹介してもらえる。
ただ、フラメンコシューズ(なければ最初はピンヒール以外のパンプスでも可)だけは
なるだけ早い購入を薦めている。
シューズに関しては、一人一人足型が違い、メーカーにより型やサイズなども微妙に違う
ため、ダンス洋品店などで実際に試し、自分に合うものを購入するのがいいからだ。
「初日だから無理しないようにしてくださいね。筋肉も今まで使ってないような部分も
使いますから。イメージしたとおりに身体が動いてくれるまでは時間がかかるかもしれない
けど、ゆっくり覚えていけばいいですからね。それから、周りと自分を比べないでください。
人によってコツを掴むために必要な時間があるのです。
だから焦らないで、丁寧にこなすようにしてください。その方が結果として早く上達できます。
そうやって自分のペースで回数を重ねていくうちにできる事が少しずつ増えていきますから。」
森川の言葉はやさしかった。
初日のレッスンが始まった。基礎とはいえ、あの憧れのフラメンコのスタートである。
「よし、この前よりはいい感じかも。でも、あららら・・・・・?」
遠藤は体験のときにも感じたが、自分の体にも関わらず、
今動かしているのは手か?足か?と分からなくなるくらいに
頭がハテナで埋め尽くされる気がした。
どこをどうすれば、体はそのように動くのか?これか?
あれか?と色々試しながらも、もともと運動嫌いで体力
不足の身体には、急な運動は刺激が強かった。
レッスン初日は、混乱のままに1時間半が過ぎてしまった。
「でも、なんか気持ちいいな・・・・あのとき観たフラメンコの世界に私も来たんだあ・・・・・」
自分の身体が思うように動いてくれないジレンマはあったが、遠藤にとって身体を動かす
ことの楽しさと清々しさは想像以上だった。
森川やすこ。
森川やすこフラメンコ教室主宰である森川も生粋の浪速っ子。
大学時代に友人に誘われて観たフラメンコに衝撃を受けてこの世界に飛び込んだ。
型にはまらない自由な表現。
身体の大きさも関係ないダイナミックかつ繊細で情熱的な踊り――――――。
自らのコンプレックスであった長身がフラメンコの世界では「見栄え」という点では
大きなメリットとして働いてくれた。
森川はフラメンコの魅力をこう語る。
「フラメンコの魅力を言えば、哀愁漂う異国情緒に満ちた調べ。まるで魂を揺さぶられるような
カンテとギター、床を踏み鳴らすサパテアード、女性の独特にしなやかな上体の動き、そして
男性の力強さ・・・・・・そういったものが重なり合って奏でる言葉では表現できない、内面から
沸きあがってくるような力強さと美しさでしょうか。」
「教えるということ」とは。
森川の指導方針を語る上でのエピソードがある。
それは10年程前のスペインでのレッスン後、仲間でお茶を飲んでいた時の出来事。
ある友人がため息まじりに言った。
「私、回転がほんとに苦手で・・・。」
するとそこにいたギタリストがニコッとして言った。
「できないときは回らなければいいんだよ。」
そうか!と森川は感心してしまった。
スペインには苦手な部分を克服することも大事だけれど、それ以上に得意な部分を
伸ばすほうがその人の魅力が生きてくるという考え方がある。
フラメンコは例えば古典バレエのように決まった振り付けがあるというものではなく、
極論を言えば、コンパス(リズム)さえはずさなければ何をしてもよいと言えるくらい自由なもの。
つまり、一人一人の個性を自由に出していけるものである。
「これって子供たちを含めて、今の日本人に一番必要なことかも
知れない、そう思ったんです。もちろん苦手なことは克服していく
必要はあります。
踊る事に限らず、できなかった事ができるようになる事で
味わえる達成感や成長する喜びを感じる事で、人は自信を
感じより輝いていくものだと思いますし、そういった生徒さん達の、
より美しく変化していかれる姿を拝見する事は、私にとりましても
指導していて、とても喜びを感じる事の一つです。」
森川はかつて自分が経験してきたフラメンコに対する気持ちの変化は生徒さん達もほぼ共通
したものととらえている。
「苦手な事を少しずつ克服して、更に思いのままに自由に体をコントロールできるようになる事で、
それぞれの人生経験や感性があってこその踊り、自分だから表現できる踊りを踊る事ができる
ようになっていくのです。それは、踊りを学ぶ上での醍醐味の一つでもあります。」
森川が続ける。
「できる事が増えれば、それだけ表現の幅も広がりますね。けれども、それぞれの方の学ぶ
ペースや体の癖、体形も感性も同じではありませんから、よいところを伸ばしつつ、できる事を
増やしていくというのは、とても大切な事だと思います。なによりも、楽しんで打ち込める事が
一番ですから。もちろん、最初は私の真似をするところから始めて頂く訳ですが、全員を同じ
型にはめてしまうのではなく、成長していく中で表れてくる一人一人のスタイルを大切にして
います。」
スペイン。
森川は現在も毎年のようにスペインに出向く。
スペインに初めて行った頃、森川はこんな経験をした。
マドリードでも有名な踊り手の一人であったパコ・フェルナンデスのクラスを受けに行った
ときのことだ。
そのクラスはスペイン人のプロの踊り手達や主婦、外国人のプロ、初心者レッスン生など、
様々な生徒で溢れかえっていたが、ここで驚いた。
「ほら、前に来なさい」
どんな初心者でも、初めて来た人はパコのすぐそばに呼ばれる。
間違った事をすると即座に飛んできて、「違う!」と、自ら何度も見本を見せてくれる。
そしてパコは初心者でも、少しでもうまくできるとクラスの全員に聞こえるようにこう言うのだ。
「おい!見たか!?今、この子は素晴らしく上手く踊ったんだよ!」
彼は本当に嬉しそうに言い、生徒をその気にさせるのが本当に上手い。
パコのクラスは全くレベルの違う生徒が集まっているのに、それぞれが本当に個性を活かされ、
伸び伸びと踊るクラスだったのだ。
「超一流の指導者というのはこんなに教え方がうまいのだと
この時に知りました。
偉大な踊り手達を大勢指導された先生と聞いていたので、
すごく威厳のある怖い方を想像していましたが本当に明るくて、
楽しくて・・・・そして、男性でありながら芯があって、
他に類を見ない程の、女性特有のエレガントで気品のある踊りを
教えられる。このスタイルは今も私のベースに息づいています。」
君にはこれが似合う。
ある日、帰国が迫ったレッスンの帰りにパコが森川を運命付ける一言を言った。
「ヤスコはバタが似合うね。君はバタで素晴らしく踊れるようになるだろうね。」
バタ・デ・コーラ・・・・それは裾に長い引き摺りのある、
衣装の女王と呼ばれるもの。
本場スペインでも本当の意味でバタを活かして踊れる
踊り手は数える程しかいないと言われ、フラメンコの中でも
難易度が非常に高いもの。
当時の森川には、自分がバタをはいて素敵に踊るなんて事は
考えられもしない。しかしその日以来、森川はバタを意識し、
いつかバタを踊れるようになりたいと密かな憧れを抱くようになる。
帰国後、森川にとって数年間、バタは憧れだけだった。
どうしてもバタを本格的にやりたいと思う森川は再度、スペインに渡る。
スペインのセビージャで“バタの達人”と呼ばれるイサベル・ロペスに師事し、猛特訓をした。
このときにそれこそボロボロになりながら習得したバタの技術は森川に大きな自信をくれた。
長身の森川が踊るバタは、迫力も美しさも群を抜く。
今や日本でも有数のバタの踊り手といっていいほどにまでなる。
フラメンコの本場であるスペインは今でも行くたびに森川に新たな発見をくれるのだ。
カイボウガクと指導法。
森川の指導法は少し他とは違っている。
その主なものが「解剖学の見地から見た体の動かし方」。
これは森川がバレエや身体訓練法など、様々な学びの中から取り入れたもの。
解剖学から見た、体に無理な負荷のかかりにくい自然な動きが身につくような指導法で、
実際に故障者が極端に少ない。
「踊る上で最も重要ながら、身につくのに時間がかかるのが“姿勢と軸”です。体を支える
ための筋肉を、イメージを使って一つ一つ確認しながら身につけて頂く様にしています。
どの筋肉がどこにどのように付き、どの方向に引っ張るようにする必要があるかという事を
クラスの最初に必ず確認するようにしているんです。」
と森川は言う。 しかし、複雑な体のしくみを皆が理解できるのだろうか。
「生徒さんによって分かる方法は違います。
ですから例えば、ある筋肉をその部分に板のようにイメージ
してもらって、それを真上に引っ張るようにしたり、生徒さんに
よっては体にタオルを当てて、それを筋肉に見立てて引っ張って
もらったりと、実際に体に触れて補助をします。
こういった指導をするようになって、生徒さん達が姿勢を身に
つけられるのがとても早くなったと感じます。
それは踊り自体の上達にも繋がっていますね。」
森川自身も膝を激しく痛めて数年間を棒に振った経験があるが、この解剖学を取り入れた
動きのおかげもあり、今ではすっかり調子よく踊れている。
森川やすこフラメンコ教室には、このノウハウがあるからこそ、上達のスピードが他教室と
明らかな差となって表れるのだ。
初心者の人には・・・・?
「よく、ダンスのレッスンなどで「お腹を上げて」とか「胸の位置を保持して」などと、色々な
注意をされることがあると思います。ただ初心者の方には、そのように注意されてもそれが
具体的にどこをどのようにする必要があるのかという事は分かりにくいと思うんです。」
確かにその通り。わかったふりだけで次に進んでいくというケースはあらゆる習い事で
聞くことだ。
「イメージと体感が繋がれば、同じように注意をさせて頂いても即座に反応できて簡単に
自分の体を正しく修正できるようになるんです。」
イメージさせるということは説明方法も重要だと言える。
森川はこのことをこう考えている。
「教師の大切な仕事の一つは、生徒にいかに正しくイメージを
持って頂くかという事だと考えています。
例えば時計という物一つとりましても、最初にイメージがなければ
作られる事がなかったでしょうし、体もイメージする事でそのように
動くのを助けてくれます。
ですから姿勢以外の実際の動きや表現においてもはっきりとしたイメージを持って貰えるよう、
例えを用いながら指導させて頂くようにしています。」
「踊りは、全身で自分自身を表現する芸術です。
フラメンコは、基本は一人で踊るもの。個性というものを、
とても発揮できる踊りだと思います。私はどの生徒さんにも、
いつかソロで踊れるようになって頂きたいと思っています。
正しい姿勢、技術をしっかりと身につけて頂きながら、
「動ける」ではなく「踊れる」ようになれることを大切にしています。
自分だから踊れる踊り、自分だから表現できる踊りに、
一人一人がたどり着けると嬉しいです。」
ワクワクしちゃった。
遠藤は最初は週1回から始め、現在は週に3回。
会社帰りの夕方6時40分からの毎回のレッスンは楽しくて仕方がなかった。
動きにおおよそ付いていけるようになるまでに3ヶ月。そのあとはさらにレッスンが楽しくなった。
それは、自分なりに動きの柔らかさや強弱などを少しずつ感覚で覚え、そして自分なりに
やってみることができるようになるからだ。
入ってから半年。この頃に遠藤が先輩のソロの舞台を見に行ったときのこと。
「その先輩の素敵なソロの舞台を見て、ほんの2年前まで自分と同じように初心者のクラスで
習っていたなんて信じられませんでした。自分も2年後にはあんなふうになれるのかなと、
いぶかしく思いながらもワクワクドキドキしたのを覚えています。」
目標ができた!
「遠藤さん、3月の発表会に出てみない?」
「え?私がですか・・・?舞台で踊るってことですよね??」
森川が遠藤に声をかけたのは、楽しそうに一生懸命踊る遠藤に目標を持たせてあげたいと
思ったからだった。
遠藤は決して器用なタイプではない。
しかし、何よりもうまくなりたいという気持ちと熱意を感じさせる何かがある。
「ぜひ!自信ありませんが頑張ります!」 遠藤に具体的な目標ができた。
こんなんじゃ・・・・
発表会を意識し出してから、ついつい自分にも厳しくなる。
思うように体が使えず、めげることも多くなってきた。
先生がやるとかっこいい振りなのに、自分がやるとどうしても不細工でみっともなく思える。
自己嫌悪の毎日。
一つ一つクリアしていくしかないのはわかっているが、たまに自分の技量不足を呪う。
「こんなんじゃ、ダメだよなぁ・・・・・・」
心が折れそうになるときの解決法は自分で見つけた。
「そんな時は、しばらくフラメンコを全く忘れて遊びほうけてみたり、反対にフラメンコの
DVDや友人の発表会なんかを見ることで、モチベーションを上げていくようにしています。」
挫折。
なかなかうまくならない苛立ちから考え事が多くなる。そんな矢先のことだった。
「あっ!!」
ある日の仕事帰り、たまたま友人たちとお酒を飲んだ帰り道に駅の下り階段で
足を踏み外して転倒。まわりの人が駆け寄ってくるほどだったのだからそれなりの転び方を
したのだと思う。
「やっちゃった・・・・と思って目の前が真っ暗になりました。立ち上がろうと思ったときには
すでに激痛がありました。親に迎えに来てもらって帰ったくらいで。ヒビこそ入っていません
でしたがしばらくは踊るのはムリだなあと泣きたくなりました。」
やってもやっても時間が足りないと感じる中でのケガ。
思いのほかひどく、病院で全治1ヶ月と言われた。 自己嫌悪になり、正直かなり凹んでしまう。
“もうだめかも・・・・” とついつい考えてしまう。人間誰しもケガや病気にかかれば、一生
このまま治らないのではと不安になるものだ。
しかし、レッスン場にだけは顔を出すようにした。
家にいるともっと不安になるからに他ならなかった。
そんな時、先輩の一人が声をかけてくれた。
仲間っていいなあ。
「たぶん、頑張りすぎてるから少し休みなさいっていう神様からのサインかもしれないよ。
絶対にこの間に学べることってあると思うから気にしないで。」
この言葉に少し救われた。
「仲間っていいなあ、と感じました。
みんながいろいろと気遣ってくれて。でも休んでみんなの
練習を見ているときに気付くことがたくさんでてきたんです。
そうか、ああやればもっとうまく回れるんだ、とか。
休まなければ気付けなかったことがたくさんありました。
と同時に、やっぱり身体がムズムズするんですよね。
ああ、踊りたい、って。すっかり中毒です。それほど私の中で
フラメンコって大きな存在になってたんですよね。」
1ヶ月近く休んでから練習再開。
どうしても足をかばってしまうクセを直すよう自分に言い聞かせる。しかし1ヶ月のイメージ
トレーニングは遠藤に大きな進歩をくれた。頭の中で踊りの組み立てと身体の動かし方は
できている。やはりあとは実際に身体がついてきてくれるかどうか、だけ。
本番まで、あと1ヶ月と20日 ――――――。
さあ、本番。
発表会の当日がやってきた。緊張で胸が押しつぶされそうだ。心臓も飛び出しそうなほど。
“振りを間違ったらどうしよう” とずっと考えてしまう。
とにかく、早く終わってラクになりたかった。
この舞台にあわせてずっと練習していた曲は「タンゴ」。
不器用な自分には最初絶対無理だと思っていた初心者向けのこの曲も、何とか形にする
までになった。
音楽が鳴り始めようとしている。
25年間生きてきた中で最高の晴れ舞台が幕を開ける―――――。
音楽が鳴る。一歩を踏み出す。
「よかった!足が動く!」
少しだけほっとするも、とにかく間違わないようにして振りをたどるのが精一杯。
約3分間。遠藤の初フラメンコ舞台は終了した。
同時に、人生初の大きな拍手が降ってきた。
「あそこ間違っちゃった・・・でも、拍手を受けるのって、
なんて気持ちいいんだろう!!」
これが初舞台直後の遠藤の感想だった。
「よかったよ。遠藤さん!すごい緊張したでしょう!?
あなたはもっとうまくなるから。頑張って!」
舞台袖で観ていた森川が声を掛けた。安堵感と重なって、涙がこぼれた。感無量だった。
憧れは形にすることができる。
この小さな成功は何事に対してもそれからの遠藤の大きな自信になっている。
これから。
「希望は、そうですね・・・、もっともっと練習して、曲数も増やして、
舞台の経験も増やして、「ちょっと余興で踊ってくれない?」
と言われれば、すんなり「いいよ」と言えてしまえるような、
隠れダンサーになりたいです。本業は会社員ですので(笑)。」
フラメンコの魅力にはまってしまうと、もう離れられないらしい。
その後、彼女は自分が初めて習っていたクラスで
森川のアシスタントを務めるまでに成長した。
そして今ではイベント出演やライブ、発表会などでもソロで華麗に踊る。
現在は難しいバタのクラスにも挑戦中だ。
「あまり野望はありませんが、ずーっと踊り続けていたいです。」
END
「オンナっぷりが上がる。それは言えます(笑)」 遠藤真理子
数ある踊りの中で、なぜか分からなくても「フラメンコ」に
興味を持たれたのであれば、それも何かのご縁です。
「始めてみようかな?」と、思ったきっかけを大切にして
欲しいと思います。
特に森川先生は女性らしい動きを大切にされていますので、
練習をすると「オンナ度」が上がるように思います。
やはり姿勢や重心を意識することで、背筋も伸びますし、
歩き方も変わりますし、体のラインもしなやかになると思うんです。大量の汗をかくことでお肌も
すべすべになりますし、私もずっと悩みだった肩こりやむくみもさっぱり解消しました。
それぞれお稽古を始める理由は違うと思いますが、新しいことを始めると生活が少し豊かに
なるように思います。週に1回体を動かす為であっても、スポットライトを浴びたい為であっても、
いつかプロを目指す為であっても、自分についても色々な発見がありますし、周りの人から
多くの影響を受けることができます。運動嫌いで、「人前で踊るなんてありえなーい!」と思って
いた私でも、汗をかくのが気持ち良く感じるようになりましたし、一度人前で踊ってみると案外、
クセになるものです。
何事でもそうですが、誰も最初から上手くなんてできません。
上手く踊れているように見える人でも、それぞれ課題があり、
一生懸命取り組んでいる発展途上です。おそらく踊りに
ゴールなんてないんだと思います。
みんな、上へ上へと徐々に目標を高めながら、地道に練習
されていると思います。年齢も、仕事も、環境も全く違う人の
集まりですから、最初は馴染めるのか
どうかと不安もあるかも知れませんが、フラメンコという同じ趣味を持ち、発表会やライブ等、
同じ目標に向かって努力し、協力し、一緒に作り上げるという作業は、昔の文化祭のような、
ちょっとした青春でもあります。
また、フラメンコに直接関係するものだけでなく、森川先生は「精神統一イメージトレーニング」や
「インナーマッスルの鍛え方」、「美と健康アイテム」等、様々なことを紹介して下さるので、
色々な知識や経験が増えて嬉しいです。イベントなどに参加させていただく際には、人との
出会いもあります。非常にありがたいです。
それから特にこの教室は、先生も生徒さんも一所懸命取り組まれているだけに、その過程では
本当にやりがいや充実感を得られますし、達成すると感動できます。そうしたことを重ねて、
先生やお仲間との結束感も生まれるのだと思います。私はレッスンで週に何回もお仲間に
会うのが普通なので、たまに仕事の都合で1週間も休んだりすると、かなり孤独感で寂しく
なってしまうくらいです。
まず、考える前に最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
・会社帰りに一人でこっそり初めてみようかな。
・会社の友達といっしょにやってみたいな。
・学生のうちに楽しいことを見つけたいんです。
・仲良しのママグループでやってみるのも面白そう。
・一生に一度、ステージに立って拍手を浴びてみたい。
・将来はスペインにいって本格的に習ってみたい。
・身体を少し動かしてみようかな。
・たくさん友達が欲しいな。
・同じことの繰り返しの毎日に刺激が欲しいんです。
・昔、少しだけ憧れてたんだ・・・・・
みなさん大歓迎です!見学だけでもぜひお越し下さい。
☆ レッスン受講の際にはマスク着用をお願いします ☆
☆ 新規生受付中 ☆
初心者の方は、土曜クラスもしくは毎日文化センター内クラスにて、随時入会可能です。
ご不明な場合はお問合せページよりご相談ください。
☆ 土曜に入門・基礎クラス開講中 ☆
※入会月のみ、始められた週からの日割りでのお支払いになります。
また、10月26日(土)、11月23日(土)にこの入門・基礎クラスの体験レッスンを開催いたします。
※原則として第四土曜日。日程が変わる際にはご案内いたします。
時間は15:00〜(約40分+クラス説明)、参加費は1,000円です。
パンプス(ピンヒール、船底を除く)、フレアスカート、Tシャツなど 動きやすい服装をお持ちください。
体験レッスン当日に入会手続きをされる場合、入会金5,000円がOFFになります。
見学は随時。体験レッスン・見学のお申込み、お問合せはこちらのページからお願いいたします。
※お名前と当日に連絡のつくお電話番号をご記入の上、お申込みください。
全体の半分以上の時間を基礎練習の時間にあてています。
後半は簡単な振り付けを少しずつ進めていきます。
身につけていきます。初級・基礎クラスを発展させた内容です。前半に、より高度な
動きを身につけ、初級・基礎クラス で習得した技術を強化する基礎的な練習をします。
経験者の方の体作り、全身が繋がった自然な流れの動き、重心や軸の感覚を養うにも、
バタ・デ・コーラの基礎練習は、とても役にたちます。様々な基礎のパターンを繰り返し
練習しつつ、踊るための練習曲や、短い振り付けへと進めていきます。
1曲の振り付けをマスターしていきます。
じっくりと取り組みたい方等に。
曜日、時間は応相談。レッスン料金は、使用スタジオやレベルによって異なります。
TEL:06-6346-8700・06-6346-8701 ・ FAX:06-6346-8703
毎日文化センター内
曜日 | 時間 | クラス | 受講料(3か月分) |
月曜 | 18:40〜20:10 | 初級・基礎クラス | 25,480円 |
※毎月第四月曜日にミニ体験レッスンがあります。
※尚、毎日文化センター内講座につきましては、
毎日文化センターまでお申し込みください。
http://www.maibun.co.jp/wp/
studio La Malena内
曜日 | 時間 | クラス | 受講料(1か月分) |
月2回週末 16:30以降 ※詳細はお問い合わせください |
20:35〜21:35 | バタ・デ・コーラ基礎クラス (中級以上) |
7,000円 |
月2回週末 16:30以降 ※詳細はお問い合わせください |
20:35〜21:35 | バタ・デ・コーラ振り付けクラス (中級以上) |
7,000円 |
木曜 | 19:45〜21:00 | 振り付けクラス(初級) | 11,000円 |
金曜 | 19:20〜20:35 | 振り付けクラスB(初・中級) | 11,000円 |
金曜 | 20:35〜21:50 | 振り付けクラスC(初・中級) | 11,000円 |
土曜 | 15:00〜16:15 | 入門・基礎クラス | 10,000円 |
※振り付けを2クラス受講の場合、片方の受講料が8,000円になります。
☆ レッスン受講の際にはマスク着用をお願いします ☆
☆ 新規生受付中 ☆
初心者の方は、土曜クラスもしくは毎日文化センター内クラスにて、随時入会可能です。
ご不明な場合はお問合せページよりご相談ください。
☆ 土曜に入門・基礎クラス開講中 ☆
※入会月のみ、始められた週からの日割りでのお支払いになります。
また、10月26日(土)、11月23日(土)にこの入門・基礎クラスの体験レッスンを開催いたします。
※原則として第四土曜日。日程が変わる際にはご案内いたします。
時間は15:00〜(約40分+クラス説明)、参加費は1,000円です。
パンプス(ピンヒール、船底を除く)、フレアスカート、Tシャツなど 動きやすい服装をお持ちください。
体験レッスン当日に入会手続きをされる場合、入会金5,000円がOFFになります。
見学は随時。体験レッスン・見学のお申込み、お問合せはこちらのページからお願いいたします。
※お名前と当日に連絡のつくお電話番号をご記入の上、お申込みください。
■テクニカ オープンクラスのお知らせ
日時 |
10月13日(日) 16:30〜18:30 11月10日(日) 16:30〜18:30 ※原則として第二日曜日。日程が変わる際にはご案内いたします。 |
場所 | スタジオ ラ マレーナ (旧スタジオジュン・JR環状線福島駅下車) |
対象 | 経験者対象。レベルは不問。 |
料金 | ¥3,000(スタジオ代別途。参加者で割ります。数百円程度) |
内容 | 身体の繋がりを意識した動きの基礎、コンパスを呼吸や感覚を大切に理解を深める。 マルカールやブレリアのディテール等。 ご希望の方はお問合せページよりご氏名、お電話番号をご記入の上、お申し込みください。 |
お問い合わせは、こちらのお問い合わせページよりお願いします。 |
■ミニ体験レッスン
毎月1回(原則として第四月曜日。変更の場合はご案内いたします。)
各クラスで、ミニ体験レッスンを実施しております。
フラメンコってどんな感じの踊りなのかな。。ちょっと体験してみたいな。。
と思われる方、ちょっと一振り、踊ってみませんか?どうぞお気軽にご参加ください。
(毎日文化センターへ、直接ご連絡いただきましてのご予約をお願いいたします)
日時 | 10月28日(月) 18:40〜19:10 11月25日(月) 18:40〜19:10 ※原則として第四月曜日。変更の場合はご案内いたします。 |
場所 | 毎日文化センター 大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビル2F) |
費用 | 500円(入会金不要) |
ご用意頂くもの | 靴(3〜5cmの踵のあるもの。ピンヒールは不可) Tシャツ等の動きやすい服 長めのスカート(フレアー等広がるもの) |
お問合せ、ご予約 | 毎日文化センター TEL:06-6346-8700 ・06-6346-8701 ・ FAX:06-6346-8703 URL:http://www.maibun.co.jp/wp/ 尚、毎日文化センター内講座につきましては、毎日文化センターまでお申し込みください。 |
「私もですが、はじめはみんな未経験なんです。」
生徒さん達に、よくお伝えする事があります。
今までの人生経験の中でうまくいかない事があったり失敗したりという事は多かれ少なかれ、
誰にでもあるものだと思います。だからでしょうか、いつも、ちょっぴりおかしく思うのですが
始められたばかりなのに、「うまくできない」「あ、また間違えた。すいません」なんておっしゃる方が
案外多いんですね。
最初は何もできなくていいんですよ。それは当たり前の事なんですよ、ってお伝えします。
はじめの内はできなくても、かっこ悪くても、当たり前の事なんですね。だから、「今はできない
事も一杯あるけど、できるようになりたいから来たのよ」 って、大きな顔をしてレッスンを重ねて
いってくださいねとお伝えしています。
そういう気持ちになって続けてみると、それぞれの方のペースで少しずつ体が動き始めます。
私は生徒さん達にいつも、前のレッスンよりほんの少しでもできるようになったところを
見つけて欲しいなと思っています。その上で、より上達するための課題に取り組んでいって
ほしいなと思っています。
「あなたの魅力や美しさがどんどん出てくるのです。」
できる事が増えれば、踊る事の楽しさの質が変わってきます。
だから、フラメンコを通して良い所を認めながら、更に自分を磨いていってほしいなと思うのです。
初心者から振り付けクラスに移られ、色々な曲をこなしていく中でどんどんそれぞれの方の
個性が出てきます。私はそういう個性、その方が表現しようとしているスタイルをとても大切に
思っています。その人だから踊れる、表現できる踊りを育てていってほしいのです。これは
確実にできますから。その過程で、ただ姿勢がよくなるだけでなく、自信に満ちて内面から
にじみ出てくるような魅力や美しさを感じられる女性に変化されていく生徒さん達の様子を
拝見するのは、いつもとても嬉しい事です。
ほとんどの生徒さんが、習いに来られるまでにダンスの経験はありません。
運動の経験も全くありません、という方も多いですね。
大切なのは、「やってみたい」「素敵に踊れるようになりたい」という気持ちですから。
ぜひ私と一緒にフラメンコを踊りましょう。人生、すごく楽しくなりますよ。
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でも先生は「忘れちゃったぁ?」っていいながら見本を見せてくれるんですね。 先生イヤな顔ひとつしない。すこしづつ覚えていって、1曲仕上がるんです。 その感動はひとしおです。
フラメンコに関するQ&A
ダンス専門店で扱っています。が、とりあえず気楽にやってみたいとお思いの方は、
いきなり揃えていただかなくても大丈夫ですよ。
ピンヒールは危険なので避けていただきたいのですが、5センチ程度の高さのあるパンプスと、
フレアー等の広がる長めのスカートで最初は代用していただいてもいいです。
あとはレオタードやTシャツ等の動きやすい洋服とタオルをご用意ください。
フラメンコはあなたがお幾つでも、始めよう!と思った時が始め時、と言ってもよいダンスだと思います。
もちろん経験がないと初めは難しいと感じられる事もあるでしょうが、それは普通のことです。
私のクラスは基礎を重視していますので、自分のペースで少しずつ慣れていくことができます。
動きの練習を積み重ねていく内に、身体も動くようになっていきますよ。
最初から全部の事をやらなければと思う必要はありません。
最初は確かに少し負担がかかるように感じられるかもしれませんが、振り付けも毎回、
振りだけをどんどん進めていく訳ではありません。
前回までの復習や踊りこみの時間を取っています。
ですから、少しずつ振りをつなげていってください。
慣れてくると憶えることも速くなっていくと思います。
それでも、どうも振りが進み過ぎていて、参加したいのだけど心配という場合は補講のご相談もお受けいたします。(別途費用がかかります)